あらすじミュンヘンでサーモン・ステーキに舌鼓を打ち、北海道静内でついさっきまで泳いでいた鮭の海鮮ナベに随喜の涙を流し、一転、シャケの原点はシャケ缶にありと喝破する。世界を股にかけて大活躍中の音楽家が、タクトのかわりにペンを握りしめ、「わがヰタ・セクスアリス」「ぼくの自慢料理」「世界飲食考」「日本と西洋」の四大テーマに薀蓄のほどを傾けた、ざっくばらんでユーモラスなエッセイの数々。オナシス的食生活体験記から検便についての考察まで、なんでも揃ってます。