あらすじむくつけき男たちが押し込められたマグロ漁船。隔絶され欲望の捌け口のない船の上では、見た目のいい男はすぐに標的になる。――やれやれさっそく、志岐という青年が狙われているようだ。船長の浅倉は彼の後を追うが、意外にも志岐は飄々とした態度で怯えた様子もなく、むしろ挑発的に浅倉を煽ってきて…。色っぽい眼差しを見せたかと思うと、安心したような顔は蠱惑的なまでに可愛い。しかし志岐の謎めいた笑顔に潜む闇に、浅倉は厄介ごとの匂いを嗅ぎ取り――