陰陽師 玉兎ノ巻

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炭のように真黒の兎が叫ぶ、「晴明を呼べ、呼ばねば喰い殺すぞ!」おなじみの蘆屋道満や盲目の琵琶法師・蝉丸も登場する、大人気シリーズ第15弾!蛇に噛まれてから夜にうなされるようになった渡辺元綱。その声は、かつて元綱が殺した者たちの声であった。(「邪蛇狂い」)藤原兼家が真っ黒な兎を捕らえた。ところが、その毛は日に日に白い部分が増え、しかも凶暴になっていくという。 清明たちが月蝕の夜に訪ねてみると、籠の中に、兎が二本足で立っていた。(「嫦娥の瓶」)月の美しい晩秋の夜、蘆屋道満がどこか淋しそうに一人で酒を飲んでいる。そこに萱鼠(かやねずみ)や蟾蜍(ひきがえる)が出てきて、落葉の衣をまとって舞い始める。(「道満月下に独酌す」)今宵も晴明と博雅が、平安の都の怪異に挑む!※この電子書籍は2016年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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あらすじ

炭のように真黒の兎が叫ぶ、「晴明を呼べ、呼ばねば喰い殺すぞ!」おなじみの蘆屋道満や盲目の琵琶法師・蝉丸も登場する、大人気シリーズ第15弾!蛇に噛まれてから夜にうなされるようになった渡辺元綱。その声は、かつて元綱が殺した者たちの声であった。(「邪蛇狂い」)藤原兼家が真っ黒な兎を捕らえた。ところが、その毛は日に日に白い部分が増え、しかも凶暴になっていくという。 清明たちが月蝕の夜に訪ねてみると、籠の中に、兎が二本足で立っていた。(「嫦娥の瓶」)月の美しい晩秋の夜、蘆屋道満がどこか淋しそうに一人で酒を飲んでいる。そこに萱鼠(かやねずみ)や蟾蜍(ひきがえる)が出てきて、落葉の衣をまとって舞い始める。(「道満月下に独酌す」)今宵も晴明と博雅が、平安の都の怪異に挑む!※この電子書籍は2016年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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