あらすじ土一升金千両といわれる日本一の商業激戦地の日本橋で、反物屋を商うお瑛は、女の細腕一本で老義母を抱え、大店の呉服店と渡り合う、口八丁手八丁の美人女将である。そんなお瑛に惚れている岡っ引きの岩蔵が、“両国河岸に、行方知れずのあんたの実父が打ち上げられた”と言って、飛び込んで来た……