あらすじ先の越前国主・松平忠直を豊後府内に送り届けた秀吉の遺児・波芝信十郎、大和忍びの鬼蜘蛛、伊賀服部の統領キリは、日本を縦断する“山ノ道”を辿って陸奥までやってきた。伊達忍軍“黒脛衣組”を追ってきたのだ。この山中で上杉忍軍“軒猿”の頭から、山形五十七万石の国主・最上義俊暗殺の情報を得た信十郎は……。