あらすじ元禄十二年<生類憐みの令>の下、日本橋伊勢町で犬が斬殺された。犯人は不明だが現場に残された崑崙山の根付――仙台藩探索方五城組のそれは印だった。一体、何者の仕業? いかなる意図が? 危地に立たされた仙台伊達家と藩士・影山流抜刀術の達人望月彦四郎。さらに事件が続き、藩と彦四郎を追い詰めはじめた。