あらすじ少年犯罪に携わる若き女性弁護士・真希は、母と幼い娘を暴行し殺害した16歳の少年を担当することになった。少年との、どうしようもない心の溝に、深い悩みを抱く真希。そんな折り、夫の前妻との子と同居するようになるうち、夫との関係にも影が差すようになる。脆(もろ)く揺れる彼女の心の行く先は――。気鋭の著者が世に問う、家族、愛、少年の心の闇。(『明日を抱きしめて』改題)