あらすじ田坂元太郎は、大手の家庭電化製品販売会社の開発係長。33歳。バリバリ働いて、女性にはモテモテなのに、評判の恐妻家であった。ところが、ある夜、不倫の味を知り、人生観が一変した。女性はすべて恋人である。彼はカチカチカクテルを発明し、OL、社長秘書、モデル……と次々に昇天させ、その結果、出世の糸口を掴んでいく。娯楽と実益をかねた、勤め人(サラリーマン)の清涼剤。(『「ラブ・エージェンシー」「恋の代理人」』改題)