あらすじ「春日部屋」のベテラン床山、床丸さんが突然引退を表明した。孫の薫に跡を継がせるのだという。ところが薫は床山ではなく、行司になりたいのであった。初音が“若手注目株”として、新聞に取り上げられることになった。「新聞に載る程強くなるまでは、帰ってくるな」と勘当同然で家を追い出された初音にとっては、父と母に会える大切なチャンスなのだが…。元旦の日。日頃、忙しさにかまけてはつ子に何もしてやれなかった一雄は、「何か欲しいものはないか」とたずねる。そこではつ子が頼んだものは…。