滝、ミニちゃん、美原らが初選出された全日本チームは、オリンピックが行われるシドニーへ。まずは予選リーグ第1戦でカナダと対戦する。この試合、日本は打線の爆発と、エース・三条橋の好投で6対0と圧勝。続く第2戦、イタリアとの試合も4回表を終わって3対0とリード。だが4回裏、ここまで絶好調だった三条橋の投球が乱れた。バルセロナ、アトランタ、そしてシドニーと3大会連続のオリンピック出場となるベテラン投手の肘はもはやボロボロで、限界にきていたのだった。試合はリリーフに立った若菜が後続を抑え、5対0で勝つ。しかし三条橋は試合後、引退を表明した。そして滝たちが中心となる、新たな世代の全日本がスタートする(第37話)。