気付くと子供の姿で、吉原モドキの世界にいた私。天月妓楼の楼主に拾われ連れられた先は、男ばかりの男女逆転の遊郭でした!? 遊女ならぬ遊男として働く兄ィさま達の中で、野菊という名を与えられ、女だけど男として生活することに。でも16歳になったある日、見た夢から私は気づいてしまった。え? ここって乙女ゲームの世界じゃない? しかも野菊って、主人公の恋路を邪魔する悪役なんですけど!? このままいくと、兄ィさま達に誤解され、地獄の制裁まっしぐら…。私、邪魔しません。皆のことは、仲間としか思ってないですから。フラグを立てずに、隅にいさせてください!※本作品は『隅でいいです。構わないでくださいよ。』シリーズ全巻を1冊に収録しております