すべてのビジネスパーソンに必要な「数字」センスの磨き方ここに、ひとつの事実があります。それは、一般のビジネスパーソンが知りたい「数字の知識」は、いわゆる「会計数字の知識」とはズレているということです。ビジネスパーソンに必要なのは、会社や商売の全体像や業績をとらえ、目指すべき方向に導く“案内役”となる数字です。簿記や会計に関する知識は、最低限でよいのです。本書では、ビジネスパーソンに必要な“案内役”である数字、「儲け」の仕組みにスポットライトを当てます。事例としてとりあげるのは、鎌倉時代から700年つぶれることなく続く“最強のビジネスモデル”である「質屋」。質屋を母体とした「質屋ビジネス」は、景気に左右されることなく、今なお進化を続けています。このビジネスモデルを追いながら、読者のみなさんにビジネスで勝つための「数字」のセンスを磨いていただくのが本書の目的です。本書を読み終わるころには、経営の全体像を見渡すために必要な数字のイメージが身につきます。