ずっと忘れない。忘れられない。これが私の、十代最後の日々のすべて。NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』(2016年下半期)のヒロイン・すみれとして駆け抜けた、19歳から20歳へ向かう春夏秋冬の軌跡。過密な撮影の合間を縫うようにして訪れた、淡路島、神戸、東京、北海道への小旅行。総撮影枚数15394カット。四季折々の景色のように、写真のなかの表情も移り変わってゆく。朝ドラのクランクアップから数日後に語られた、ずっと胸に秘めてきた想い。毎日1枚ずつ撮り溜めたチェキ。幼少の頃の写真とともに母が語る“娘・京子”。想いを込めて形にした、写真集という名のタイムカプセル。