あらすじ千暁は入学式から一度も登校してこないクラスメイト、一馬が来るのを心待ちにしていた。彼は二年前、千暁が落ち込んでいた時に優しさを与えてくれた相手だからだ。それは誰にも告げず、秘密にしていた思い出。けれど、ようやく登校してきた一馬はその思い出とは一変、どこか殺伐とした近寄り難い人物になっていた! 一馬のその暗く閉ざされてしまった心の訳を知りたくて千暁は積極的に近寄るが――。 ※本文にイラストは含まれていません