◇あらすじ「やっぱいいよなぁ……“千紗”先輩……」「そうかなぁ」クラスメイト達がため息と共に窓越しに見ているのは、中庭でお弁当を食べているぼくの姉さん“千紗”だ。暖かな日差しの中で溢れるような笑みを浮かべて、多数の視線を浴びながらもそれを意識せずにいられる姉さん。「くっそう……どうして俺はお前じゃないんだろうな……」そんなことを言いながら、小突かれる。「そんなにぼくが羨ましいんだったら、いっそ代わって あげたいぐらいだよ……」「お前はまるでわかってないっ!」ぼくの不用意な発言に、両サイドから肘が脇腹に入る。姉さんの弟であることが、ほんのちょっぴりだけど、誇らしかった時期があったんだ。だけど、みんなが知らない姉さんの貌(かお)が・・・。「ただいま」「おかえりー」「あう……」「ん~~? どうしたのかな? みんなの憧れの姉さん に出迎えられて、照れちゃったかなぁ?」驚いたぼくを姉さんがニヤニヤして見つめてくる。「それじゃ、今日は何をしよっかなぁ……」外では決して見せない姉さんの表情。この時間が長ければ長いだけ、ろくでもないことを言い出すのは確かで。でも、この時間がアッという間に過ぎ去るとろくでもないことがおきる時間がすぐにやってくるということで……。結局ぼくには姉さんが何を言い出すのか黙って待っているしかない。「そうね、いずれにしてもまずは脱いでもらわないとね」◇ヒロイン名 前:山村 千紗(ヤマムラ チサ)サイズ:T160 / B90(F) / W55 / H90“真琴”の姉ゆるくふんわりとした外面。――内面は弟“真琴”にするイタズラが大好き。外面は作っているもので、家に戻った方が“千紗”の本当の性格。その際、少々の口調変化も・・・。 弟である“真琴”が恥ずかしがる姿が好きで、かわいらしく、ついイジメてしまう、少し困ったお姉ちゃん。※注意この書籍は、文中に現れる選択肢をタップごとにストーリーが変化する「アドベンチャーゲームブック」を含んでいます。選択肢をタップせずにページをめくると表示される警告文を無視して進みますと、現在、読んでいるストーリーの文脈とは、関係ない文章が表示されますので、ご注意下さい。