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「志」の論理 なぜあなたは納得できないことをし続けるのか

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「志(こころざし)」は、松本幸夫氏の大好きな言葉である。一般的に志と聞くと、何か大げさものに聞こえるが、本来誰の心の中にも宿っているもの、あるいは、少なくとも“もっていたもの”だと松本氏は考えている。三つ子の魂百までも、というのは、心理学的に見ても正しいのである。今日のあなたの基本的なモノの考え方、性向というのは、3歳くらいまでの環境・境遇と教育によるのである。表面の意識から消えてしまった少年・少女の日の「夢」を、もう一度思い出してみてはどうだろう。 また、それは、他人から決して強制されてもつものではないとも指摘する。 それでは、誰もが本当は“もっている”あるいは“もっていた”はずである志に、いかにして気づくことができるのだろうか。あるいは、内部から湧き上がる気力に支えられた“志”の正体とは、いったい何であるのか。これらが、本書の大きなテーマになっている。 松本氏は、現代において、“志”という言葉は、ほとんど死語になりかけていることを危惧しつつ、この言葉の復権を期している。そのために、志という言葉に対する一般の理解を広げ、深めていくべきだと考え、そして、本書が、志づくりの一助となりうるような入門書になることを願っている。さらに、入門的なことだけでなく、奥義に通ずるようなことも、本書ではわかりやすく書き記されている。また、本書では、志の条件についていくつか示唆されている。例えば、「長期の視野に立つこと」、「社会に貢献すること」、「幼少の頃の夢に通ずること」、「内部からの願い」などだ。 なかでも松本氏は、志というのは、「無私」であってこそ、その呼び名に値するのであることを強調する。例えば、「自分が幸せになりたい」と、「世の多くの人々を幸せにしたい」とでは、同じ志であるにしても、その実質が大きく異なるのである。自分ではなく、世の多くの人々のための志。“幸せになりたい”ではなく“幸せにしたい”この違いが重要であると指摘する。「得よう・奪おう」という自我を取り去り、「与えよう」という心だけが残り、その結果として得られる“無私の志”こそが、じつは真の志だと強調するところに松本氏のカラーが垣間見える。 何かアクションを起こす時に必要な“志(こころざし)”。21世紀の今だからこそ、人には必要不可欠なものであり、それをよりよく理解するために、本書は最適で、時代を問わず読み続けられるべき一冊となっている。
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あらすじ

「志(こころざし)」は、松本幸夫氏の大好きな言葉である。一般的に志と聞くと、何か大げさものに聞こえるが、本来誰の心の中にも宿っているもの、あるいは、少なくとも“もっていたもの”だと松本氏は考えている。三つ子の魂百までも、というのは、心理学的に見ても正しいのである。今日のあなたの基本的なモノの考え方、性向というのは、3歳くらいまでの環境・境遇と教育によるのである。表面の意識から消えてしまった少年・少女の日の「夢」を、もう一度思い出してみてはどうだろう。 また、それは、他人から決して強制されてもつものではないとも指摘する。 それでは、誰もが本当は“もっている”あるいは“もっていた”はずである志に、いかにして気づくことができるのだろうか。あるいは、内部から湧き上がる気力に支えられた“志”の正体とは、いったい何であるのか。これらが、本書の大きなテーマになっている。 松本氏は、現代において、“志”という言葉は、ほとんど死語になりかけていることを危惧しつつ、この言葉の復権を期している。そのために、志という言葉に対する一般の理解を広げ、深めていくべきだと考え、そして、本書が、志づくりの一助となりうるような入門書になることを願っている。さらに、入門的なことだけでなく、奥義に通ずるようなことも、本書ではわかりやすく書き記されている。また、本書では、志の条件についていくつか示唆されている。例えば、「長期の視野に立つこと」、「社会に貢献すること」、「幼少の頃の夢に通ずること」、「内部からの願い」などだ。 なかでも松本氏は、志というのは、「無私」であってこそ、その呼び名に値するのであることを強調する。例えば、「自分が幸せになりたい」と、「世の多くの人々を幸せにしたい」とでは、同じ志であるにしても、その実質が大きく異なるのである。自分ではなく、世の多くの人々のための志。“幸せになりたい”ではなく“幸せにしたい”この違いが重要であると指摘する。「得よう・奪おう」という自我を取り去り、「与えよう」という心だけが残り、その結果として得られる“無私の志”こそが、じつは真の志だと強調するところに松本氏のカラーが垣間見える。 何かアクションを起こす時に必要な“志(こころざし)”。21世紀の今だからこそ、人には必要不可欠なものであり、それをよりよく理解するために、本書は最適で、時代を問わず読み続けられるべき一冊となっている。

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