大酒飲みでたばこもプカプカ…、それでもがんにならず長寿の人。一方、早寝早起き、健康一番という暮らしをしているのにがんで短命の人。その違いは「体内エンジン」が上手に切り替わるか、切り替わらないかにあります。上手に切り替わった人はがんにかかりにくいのです。「体内エンジン」をかんたんに言ってしまえば、「エネルギー生成系」です。人間は生まれながらにエネルギーを生成する2つのエンジンを持っています。50歳まで活動する「解糖エンジン」。別名「子作りエンジン」。50歳を超えてから大切になる「ミトコンドリアエンジン」。これを「長生きエンジン」といいます。この切り替えで誤作動が起きるとがんが発生するのです。そして切り替えを正しく行うポイントが「腸」なのです。本書はがん発生のメカニズムから、切り替えを正しく行う食事など、著者独特のユーモアを交えて解説します。これまでのがん対策の本にはなかった新しい視点で書き下ろした1冊。