あらすじ「スキマはなぜ大切か。スキマのあることによって、世界はよりよくおたがいに交通することができるようになるからだ」。歴史と国家のはざまを旅することから見える、開かれた世界。ジョン万次郎たちの旅の方法、消えゆく歴史をたどる航跡、旅で出会った名もなき人びとの肖像、そして、自分史の中に浮かぶ旅の記憶…。歩みのリズムから生じる思考の結晶。