あらすじ思わず友だちにも教えたくなっちゃうような、学校にまつわる“身近”で“短い”怪談! ――とある小学校には、怖くて借りられない本があるという。ある日、そのウワサを聞いた怖いものなしのSくんが「ぼくが借りてやる 」と図書室にむかった。そして問題の本を本棚から出そうと、手に取ると……。「ぎゃー!!」Sくんはそう叫んで図書室から急いで逃げだしてしまった。本を取りだした奥のスキマの、壁しかないはずの暗闇から誰かがこちらをのぞいていたのだ。(『借りられない本』より)――他99話の怖くておもしろい話を収録!