あらすじ権大納言家の三女・嬉子は、幼い頃に流行り病で死にかけたことから両親に溺愛され、自分の命を救った薬の再現を試みつつ、姫君らしくなく自由に過ごしている。ある日、嬉子は東宮の神社参詣に従者として参加する暁智親王と出会い、彼の髪と瞳の色が探している薬草の花の色と同じだったため、運命を感じる。一方、暁智親王も急病人を献身的に看病する嬉子に恋をし、二人は結ばれる。甘々な新婚生活を送っていたところ、都に再び奇病が流行りだし…?