「私を――お兄さまの側室にしてください!」「――あ?」 暗殺者のプファイルを倒し、ひとときの安らぎが訪れるかと思いきや、従妹のイェニーが突然、オリヴィエさまに向かって俺の側室になりたいと直談判しに来た!? さらに、公爵家から息子に魔法を教えてほしいと頼まれ、順調に貴族としての役割を果たすことに。一方、婚約者のオリヴィエを狙う新たな刺客が現れる。従妹を人質にとられ、その上、俺の剣技を軽くあしらうほどの強敵。防戦一方になってしまう俺だが、“守りたい”という強い意思が眠っていた本当の力を解放する!! 大切な家族を守るために強くなるジャレッドの冒険譚第二弾!