あらすじ平戸藩士の斎弦ノ丞は、長崎警固の辻番。ある日、長崎代官から、先代藩主・松浦隆信が関わった密貿易の書付の存在を知らされる。平戸藩は、島原の乱鎮圧に来た老中松平伊豆守に、交易で潤う内情を知られ、和蘭陀商館を奪われたばかりだ。藩の立場をさらに危うくする書付と考えた弦ノ丞は、家老に……。各国から市中に流入して集う多くの牢人の狼藉対策に奮闘しつつ、密貿易を巡る幕府と藩のパワーゲームに振り回される弦ノ丞が平戸藩のために選ぶ道は!? 忠義を尽くす若き剣豪の死闘! 大人気書き下ろし時代小説第五弾!!