あらすじとある事情で白猫になってしまった旗本の跡取り、宗太郎(通称:猫太郎)。裏長屋で営むよろず請け負い家業「猫の手屋」に舞い込む依頼は、猫供養、仇討ちの見届けなど、一癖も二癖もあるものばかり。すべては人の姿に戻るため。役者の雁弥、絵師の国芳ら、個性豊かな面々に囲まれて、今日も奇妙奇天烈な猫のサムライは善行を積む。泣いて笑える大人気あやかし時代小説、猫の手屋繁盛記シリーズ。