第3回集英社ライトノベル新人賞優秀賞受賞!! フクシュウは、終わらない。 超巨大構造体<エデン>。この破壊不能な機械の迷宮の中で人々は生まれ、死んでいく。 かつて復讐に燃え、果たすこと叶わずに流浪の身となった元特殊部隊の青年・ノオト。あるとき彼は、<エデン>を徘徊する最悪の殺戮兵器“アフレイド”の中でも、絶対に出会ってはいけないとされる“封印少女”イドアリスと遭遇する。「人間になりたい」と告げ、強引に同行するイドアリス。 それを機に、彼の復讐は再び動き出す。仲間を襲った青白い髪のアフレイド“姫”がノオトの前に姿を現したとき、彼は機械を暗殺する“最強のなりそこない”へと立ち戻る!! 烈火のごとき殺戮プログラムに仕組まれた決戦が、今始まる――。