クールな道士とおてんば令嬢の中華ラブ! 文華殿大学士の令嬢・芳玉は、令嬢とは名ばかりのおてんば娘。自称・婚約者の幼なじみがいたり、皇太子の想い人という噂もあるが本人は鈍感で無頓着。ある日、芳玉はキョンシーになって街の人々を襲っていた! なびかない芳玉に焦れた思和が悪僧シェクパと手を組み、薬で思い通りにしようとして毒香を嗅がせたせいだった。道士の黎に助けてもらい、心を通じ合わせた彼の協力のもと思和と対峙し一件落着――のはずが、芳玉は毒香の後遺症で、今なお驚いたり動揺したりすると離魂してしまう。街を騒がせた罰として謹慎中の芳玉だったが、シェクパが牢から逃亡したとの報が入り、逆恨みを危惧した皇太子の要請で皇太子妃である従姉の女官として後宮入りすることになり…?