あらすじ東宮妃候補の座を降りた宮子が、初瀬の寺へ発って数日後――。宮子の抱える秘密に察しをつけていた次郎君は、その真相を確かめるため、五条の邸を訪れることに。一方、もの想いに沈みながら、宮子の帰りを待つ真幸。そんなふたりが、いよいよ顔を合わせることに…! 次郎君は正体を隠しているものの、呼び名や言動から、真幸は彼の正体と、宮子との関係に気づいて!? いよいよ終章突入!