あらすじ衝撃的な結末を迎えた百舌殿での事件――。すべてが終わったいま、莫大な身代金と引きかえに、大姫が九条家に戻ってくることを知る宮子。しかしそれは、九条家が擁立するお妃候補がふたりになったことを意味していた。宮子と大姫、どちらが東宮妃になるかによって、後宮の勢力図は大きく変わる可能性がある。改めて身代わりの秘密が重くのしかかる中、美貌の大姫と対面を果たす宮子だが……。