あらすじ19世紀初頭、ナポレオン率いる仏軍の侵入により、スペインは無政府状態に。病気により聴覚を絶たれたゴヤは、マドリードで見た、血みどろの戦争の宿命的結果を、版画集『戦争の惨禍』等にまとめ、“描きながら告発する画家”として新境地を切り開く。1812年、妻に先立たれ、60代半ばで孤独になったゴヤは――。彼が遺した数々の絵画・版画作品と共に波乱に満ちた人生を追う傑作評伝、第3巻。