彼は復讐者だ。ヒーローではない。 鋼鉄の鎧(よろい)〈ブリガンド〉を駆(か)り、『悪魔狩り』を続ける斯波連志郎(しばれんしろう)。情報統制されている中でも〈ブリガンド〉の映像はネット上に出回っており、その正体が何かという憶測が飛び交っていた。 当の連志郎はあくまで復讐者であるという姿勢を貫くのだが、ある日その信条を揺るがす事件が起きる。 そして亜麻音(あまね)たち〈フォスファー〉は対〈ブリガンド〉の分析を進めており、反攻の機会をうかがっていた。 そんな中、紫織(しおり)が福引きで当てた優待券で、連志郎や綾(あや)たちみんな揃って海沿いのアミューズメント・パークへ行くことになる。するとそこへ〈悪魔憑き(デモノマニア)〉が現れ――。 鋼鉄の巨人が導く、ダークヒーローアクション、第2幕!