あらすじ虚妄。それは常人には見ることも触ることもできない、この世ならざる幽玄なる存在。祖母を亡くし、天涯孤独の身となってしまった中学生の少女・歩は、祖母の知り合いらしい北条奥右衛門という青年の屋敷に、身を寄せることとなった。だがそれは、虚妄と対峙し自分の力と出自を自覚する運命の始まりだった。歩の祖母である八重と奥右衛門は、虚妄に対抗する組織の人間だったようで……?