あらすじ物語の舞台は1945年春、北方四島の1つ・色丹島に暮らす幼い兄弟、純平と寛太が主人公だ。ふたりの生活は、敗戦直後に進駐してきたソ連軍によって一変する。父親はシベリアの収容所に送られる一方、島民には本土への強制帰還命令が下される。「このままではお父さんに会えなくなる」と幼い兄弟は二人きりで父の元へ向かうが…。親子の絆、兄弟愛、命の尊さを問い直してくる作品。