あらすじ高空から降り注ぐ最後の審判のラッパのような音。そして各地の尖塔の頂きにくくりつけられた旗。世界中にまきおこったこの怪現象に各国は騒然とする。その頃、フィラデルフィアの気球愛好家の集会に現れた男はロビュールと名乗り、自分は大空を征服したと宣言した……飛行戦艦<あほうどり号>での自由奔放な空の旅がいま始まる。人類の夢、飛ぶことへの憧れをのせてヴェルヌが描く空中の冒険。