あらすじ高校に入ったらゼッタイ、トビキリの彼女を見つけるんだ……沖一丸をはじめ少年たちはみなそう思っている。そんな入学式の日、校庭の木陰にたたずむ和泉静の姿を見て、彼は確信した。相手はこの子だ、と。噂と誤解の障害を乗り越え、一丸と静の交際がようやくスタート、「初恋」を意識する。思春期の期待と不安とためらいが交錯する青春小説の傑作。