皇宮の中が、後継者争いで険悪なムードになる中、第四皇女ヴィアは焦っていた。それは好色家の義父である現皇帝が、自分の妾妃になるよう仄めかしてきたから。今までは病弱な設定で、目立たぬよう慎ましく生きてきたヴィアだったが、このままでは状況は悪化するだけ。ヴィアは自分の身と実弟セルティスの安全を守るため、次期皇帝と名高い第一皇子アレクに、期限つきの愛妾契約を持ちかけるのだが……!? 「貴方は、花を愛でるように、わたくしを愛でて下さればよろしいのですわ――」見た目は儚く麗しく、中身は逞しく聡明な皇女ヴィア。周囲は彼女の魅力に惹きつけられ、遂には大国の皇子をも振り回す――! シリーズ累計1400万PV超。装いを新たに登場&シリーズ化決定。アンシェーゼ皇家の恋愛を描く、ヒストリカルロマンスファンタジー1、2巻同時発売! ※電子版はショートストーリー『雷と初恋』付。