大人気シリーズ第5弾。ヒモらしくないと評判の善治郎の働きぶり、活躍ぶりが目覚ましい今巻。なんと群竜討伐の総指揮を執ることに……!?カープァ王国最大の港、ワレンティア港に突如現れた大型帆船。それは北大陸ウップサーラ王国からの使者だった。ウップサーラ王国第一王女フレア・ウップサーラと名乗るその少女は、カープァ王国との国交を求める。王都を離れられない女王アウラに代役として、ワレンティアの街へ跳ぶ善治郎。一方その頃、塩の街道では、プジョル将軍の指揮の下、大規模な山狩りが始まっていた。プジョル将軍の的確な指示の元、徐々に追いつめられていく群竜達。追いつめられた群竜達は、西の山へと逃げ込む。塩の街道の西側は、いくつかの山を挟んでワレンティアの街に続いている。ワレンティアでフレア姫一行と対面を果たす善治郎。善治郎に対し、カープァ王国との大陸間貿易を希望するフレア姫。貿易は女王アウラの意にかなう提案。大筋では同意する善治郎が交渉を続けているさなか、ワレンティアの街に緊急を告げる鐘の音が鳴り響く。それは、塩の街道から逃げ来た群竜達がワレンティアにやってきたことを告げる音だった……。渡辺 恒彦(ワタナベツネヒコ): 北の大地で生まれ、育ち、暮らす。小説投稿サイト「小説家になろう」で発表した「理想のヒモ生活」が、永きにわたって総合ランキング1位に輝く。文倉 十(アヤクラジュウ):古都で生まれ、育ち、現在は東京で暮らす。『狼と香辛料』(電撃文庫)など、人気作品のイラストを数多く手がける。