シリーズ累計360万部突破!大人気シーリーズ待望の最新刊。いざ、武の国へ! 初めて「全力」を出したそのパワーの行方は?無事にサラマンダーと契約し、さらにクエルタ聖教国での事件を無事に解決することができた太一たち。エリステイン魔法王国に帰国した彼らを迎えた、国王ジルマールは、すぐさま出立してほしいと要請する。行く先は「トウの国」。なんとそこは、まるで日本をほうふつとさせる異国の地だった。侍の国であり、ただの一国民も精強な者が多いという。取って返すことを詫びるジルマールからの依頼は、トウの国の混乱を鎮めてほしい、という。場合によっては力づくでも構わないということだった。その大胆な采配を受けて訪れたトウの国で、太一たちは王太子ウジノブとともに国を旅する。この国に混乱をもたらしているのは、第二王子のクラノシンだという。彼は王位継承の争いのルールで禁忌と言われる兄弟殺しを断行してしまったというのだ。クラノシンを掣肘すれば終わりだと思っていた。ところが徐々に明らかになっていく真実。簡単だと思っていた依頼だったが、そこにユグドラシルも出張ってくる。彼女の言葉に従い、太一たちはついに全力に挑戦するのだった――。内田 健(ウチダタケル):東京都在住。本作にてデビュー。Nardack(ナルダク):『東雲侑子シリーズ』『紅炎のアシュカ』『ブラパン! 』など、多数のライトノベルを手がける人気イラストレーター。