近年、60代以上に急増中の「パーキンソン病」。治療の基本は薬物療法だが、薬は副作用があったり、ある年数がたつと効果が薄れてしまうことが知られる。60才以上での発症であれば、薬の使用はできるだけ抑え、リハビリで症状の進行を抑えるのが理想。そこで自宅でできるケア方法を紹介する。■水嶋丈雄:水嶋クリニック院長。1955年生まれ。大阪医科大学卒業。西洋医学を学びながら、鍼灸治療の世界的権威である兵頭正義氏に師事し、東洋医学を学ぶ。88年、中国北京中医学院(現・北京中医薬大学)、中日友好病院に留学。89年、佐久東洋医学総合研究所医長。89年より現職。西洋医学に東洋医学をとり入れた治療法に定評がある。