あらすじ艶やかな金褐色の髪が美しい写磨の欲しいものは、魔性の世界にあって力を持つといわれる漆黒の髪。そして、黒い双眸。黒い髪に黒い瞳は絶対にして無二の妖貴の証。焦がれる写磨の脳裏に声が聞こえる。声の主に従えば、強い力を従えることができると直観的に感じて…。一方、サティンは<黒髪>の護り手・鎖縛とともに、黒髪の娘ばかりが行方知れずになる事件を解決すべく浮城を発った。