※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。■『近世・近代編』である本書は、ナポレオン戦争後に生まれ現代の軍隊にも大きな影響を残した2人の戦争思想家――クラウゼヴィッツとジョミニの思想を軸として、近代ヨーロッパの戦争(普墺戦争、普仏戦争、第1次世界大戦、第2次世界大戦)における用兵思想の変化を読み解いていく。●用兵思想の萌芽、そして現代において軍隊における用兵思想の軸となっている「ドクトリン文書」とは何か。●クラウゼヴィッツとジョミニ、2人の思想がどのようなものなのか?そして、現代にどのように影響を与えているのか。●クラウゼヴィッツの思想を受け継ぎ、軍事大国として飛躍した18世紀のプロイセン王国。それを支えたモルトケの思想とは。●中墺の大国となったドイツが東西二正面の戦いに備えて立案した「シュリーフェン・プラン」。それはどのような思想的背景を持って生まれたのか?また、なぜ第一次世界大戦で対フランス攻勢は頓挫したのか。●未曾有の犠牲者を生んだ塹壕戦。大戦初期の運動戦から、動きのない陣地戦へと移行した理由は何だったのか? そして塹壕戦のなかで培われた砲兵や歩兵による戦術の発展と限界。●戦車の登場による運動戦への回帰。そして第二次世界大戦の(いわゆる)電撃戦への発展。