あらすじ自分のことを考えないよう、仕事に打ち込む遠屋久水。ある晩、そんな彼女に一本の電話が入る。それは、縁遠くなったかつての「親友」工藤茜が亡くなったという茜の母からの連絡だった。優秀な茜への劣等感を引きずっていた久水は、複雑な思いを抱えながら茜の葬儀に赴くが、そこで茜の両親から「息子の未樹を久水に託したい」という突拍子もない茜の最期の願いを聞かされる。茜との過去を思い出し、迷いの末に久水は未樹とのふたり住まいを決意するのだが……。