円満な家庭を取り戻すために嫌悪する中年男に抱かれ続ける妻妻が他の男に悶えさせられる姿を見たい。夫のその願いを叶えるために大嫌いな上司・藪沼に抱かれた咲美は、情事の映像をネタに密かに関係を続けさせられることに。(私が愛してるのは智だけ。なのに……)肉悦に嵌まりゆく貞淑妻のカラダと揺れるココロ――緻密な心理描写で話題を博した大人気同人ゲームの小説化第2弾!日常に密着したエロス、リアルな舞台設定で送る官能小説レーベル第169弾!<登場人物>●浅岡 智(あさおか とも)三十代前半の会社員。妻・咲美とは結婚してから五年が経つ。藪沼と出会ったことで寝取られ性癖に火がつき、最愛の妻を醜い肥満中年に抱かせたことから歯車が狂いだす。●浅岡 咲美(あさおか さくみ)智の妻で一児の母。明るく健康的で素朴な愛らしさがあり、気は強いが心根は優しく、清廉で快活な性格。夫の愛を確かめるために、夫の望む藪沼との性交に応じる。●藪沼 幹夫(やぶぬま みきお)咲美のパート先の副店長。推定年齢五十代後半、不格好な外見で、上の者には媚びへつらい、目下には偉ぶる性格から、咲美に嫌われている。精力絶倫で、性技に長けている。<目次>第一章 愛しくて(十一月十六日~三十日)第二章 忘れたいのに(十一月九日~三十日)第三章 侵食されゆく蜜肌(十二月一日~三日)第四章 偽りの日々(十二月一日~二十一日)第五章 肉は馴染み、心は堕ちゆく(十二月六日~二十一日)第六章 愛の行く先(十二月二十一日~二十三日)エピローグ(一月二日)