医師の夫とともに山奥の無医村に引っ越した海野小春。一見穏やかな村だが、彼女はそこに伝わる秘密の淫習──“オツトメオンナ”に選ばれてしまう。そして否応なく村の腕白な少年の子種を孕まされる若妻。「夫以外との子供なんてイヤなのに…」小春は貪欲な牡たちに昼夜の別なく貪られるのだった。<人物紹介>海野 小春(うんの こはる)医者である夫とともに、無医村だった伏隠郷へと引っ越した若妻。結婚二年目。久坂 祐貴子(くさか ゆきこ)海野夫婦の隣人。村の診療所では大志の助手として看護師をつとめている。久坂 祐奈(くさか ゆうな)祐貴子の長女。口数の少ない、おとなしげな美少女。海野 大志(うんの たいし)30歳。医師として伏隠郷の診療所に赴任した。村人から厚い信頼を集めている。久坂 駿祐(くさか しゅんすけ)祐貴子の息子。小柄ながらもやんちゃな、村の子どもたちのガキ大将格の少年。<目次>序 章 妊孕を悟る瞬間第一章 狙われていた排卵日第二章 オツトメオンナの務め第三章 種祝い第四章 窓の向こうの淫欲第五章 濫淫の奇祭継 章 淫習の牝贄