百花忍軍ガくノ一、棒傀儡の巴。彼女は伊賀の里を滅ぼした仇敵を追い、 「蟲忍」の隠れ里へとたどり着いた。だが、そこで目にしたのは、かつての己の頭目、薊が男たちに肛虐を懇願する姿であった。巴は救出を試みるも、逆に薊自身の手によって囚われてしまう。そしてその身体をもって、「蟲忍」に伝わる秘術を体験することになるのだった。肉体を蝕む媚毒と、「蟲忍」による責めの秘儀。異形どもの紡ぐ悦楽が、淫術に長けたくノ一の魂魄さえも搦め捕らんとする。魔悦の果てに巴を待つものとは?※この書籍は電子配信用に再編集しております。