あらすじヒュブリデ王国の高級染め物を支える、豊富な明礬(みょうばん)石。その国内最大の鉱山が、出水により壊滅。外国での入手もならず、ヒュブリデの未来に暗雲が立ち込める。一方、隣国アグニカとの軍事協定を破棄した後、ヒロトは使節としてガセル国を訪問していたが、切れ者のガセル王妃イスミルから、ヒロトを嫌うアグニカの女伯グドルーンに山ウニの件で釘を刺すようにお願いされてしまう。折も折、アグニカで新たに明礬石の鉱山が発見され、ヒュブリデは外交的に窮地に立たされてしまう。高圧的に迫るアグニカに対して、ヒロトは活路を見出せるのか!?