貴女を害した全てに、俺が引導を渡そう。王妃の命で毒を飲まされている王女リリアナは、隣国に遊学させられた幼馴染のデュランと箒星を眺めた幸福な一夜の記憶だけを支えに生きてきた。しかし、毒で心身共に衰弱している彼女は国王暗殺の嫌疑をかけられてしまう。デュランは狂おしいほど恋い焦がれていたリリアナを救い出し、彼女を陥れた者たちに報復するため動き出す。デュランに山間の別荘へ匿われたリリアナは彼と甘く触れ合うことで、麻痺した感情と身体の感覚を取り戻していくが――。隻眼の騎士×毒に蝕まれた王女、卑劣な謀略に踏みにじられた初恋の行方は……?【目次】序章第一章第二章第三章第四章第五章第六章第七章第八章第九章終章あとがき【関連ワード】ライトノベル 恋愛 ファンタジー ソーニャ文庫