あらすじ千年の寿命をもてあます、変わり者のハイエルフは気の向くままに旅に出る。物心がついて120年、前世の記憶を持つエイサーは、代わり映えのない森での生活に飽きてしまった。「よし、ハイエルフの生活はもう良いや。僕にはちょっと向いてなかったね」どうせ寿命が長いなら、外の世界に出ていろんなことを経験したいじゃないか!鍛冶に興味を持ち仲の悪いドワーフに弟子入りしたり、大道芸の剣技に見とれて道場でひたすら剣を素振りしたり、魚介類が食べたくなって遠くの港町を訪ねたり、ときには精霊術で人を助けることも――気まぐれハイエルフの、自由奔放な旅がはじまる。