――あなたを幸せにしたい、そのためだけに生きている。数年前、最愛の母を火事で亡くしたレーアは、義母や義妹に蔑まれながらも、屋敷の離れでひとり慎ましく暮らしていた。そんなレーアの心の支えは庭師見習いのシーグ。口数は少ないが、いつも優しく見守ってくれている彼に淡い恋心を抱いていた。だが突然、レーアの結婚が決まってしまう。貴族と庭師、どうせ叶わぬ恋だったのだと諦めようとするレーアだが……。「あなたを誰にも渡したくない」深夜、寝室に忍んできたシーグに熱い眼差しを向けられて――!?一途な天然ストーカー×植物好きの純朴な令嬢、寡黙な庭師の裏の顔は隠密貴族!?【目次】第一章第二章第三章第四章第五章第六章第七章第八章第九章第十章第十一章第十二章あとがき