俺からお前を奪う人間は、皆殺しだ……。女王の血を引きながらも、父が異国人であるために“穢れた王女”と蔑まれるリーシュカ。最愛の父を殺され、悲しみに暮れる彼女の前に現れたのは、初恋の男ルドヴィークだった。獣のような残忍さをのぞかせる一方、昔と変わらぬ優しさでリーシュカを案じてくれる彼。女として見られていないと知りつつも、どうしても惹かれてしまうリーシュカだが……。「本当はお前を誰にも渡したくない」あるきっかけで独占欲をあらわにした彼に、甘く激しく求められ――!?美しき“死の商人”×不遇の王女、一途で凶暴な独占愛!【目次】プロローグ 僕がもし大人になれたら第一章 嵐の訪れ第二章 異国の男第三章 乙女の誘惑第四章 狂乱の宴第五章 選ぶのは俺だ第六章 旅立ちの朝第七章 蘇った花第八章 恋獄の獣エピローグ 大人になれた俺たちはあとがき