あらすじ両親の遺してくれたフラワーショップを営む彩人の前に現れた、謎の男・御影。出会うなりにおいを嗅がれたうえに、「十年前、お前に指輪を嵌められた」と左手の薬指を見せられる。それは結婚している証ではなく嫉妬の指輪というもので、その指輪が嵌まっているかぎり、御影は彩人以外の人間からは悪臭しか感じないらしい。指輪を外せるのは嵌めた者だけと言われたが、覚えのない彩人は戸惑うばかりで──。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。