あらすじ父に命じられ、平民出身の騎士ユアンと結婚したトリシア。彼をずっと密かに慕っていたトリシアは内心喜ぶが、一見紳士的で優しげなユアンが実は非常に野心家で、この結婚を出世のために受けたことを知っていた。そして、平民を平気で殺す“血塗れ姫”と噂されるトリシアを嫌悪していることも……。彼のため、「子ども以外は望まない」と告げるトリシアだが、ユアンは彼女に軽蔑の眼差しを向けると、剥き出しの欲望をぶつけてきて――。貴族を憎む野心家の騎士×心を持たない“血塗れ姫”、誤解から始まる運命の恋。